外貨建て保険は「解約しない」のが前提ならいいかも
次は外貨建て保険についてです。外貨建ての商品は主に米ドル、ユーロ、豪ドルの3種類をメインに販売されています。しょーんさんが提案された商品がどのようなものかわかりませんが、毎月一定額を積み立てて、将来受け取る金額は外貨建で保証されている商品が多いのではないでしょうか。
こちらは「日本円での保証ではない」ので注意が必要です。一番の魅力は金利が日本円よりも高い点です。今後、アメリカも金利を引き下げていく傾向なので、今の水準で加入するのは魅力があると思います。
デメリットは、途中で解約すると中途解約手数料が取られて、元本から減ってしまう可能性がある点です。積み立て期間中に円安が進み、表面上利益が出ていたとしても、解約手数料がかかるので、元本が割れてしまうというわけです。
投資信託と違って、価格が変動するリスクはありませんが、為替の変動リスクは伴います。長期間積み立てることで、金利が付き、積み立て金額が増えてくので、長く積み立てていけば為替変動リスクを軽減することはできます。途中で解約をしないという前提で加入することをオススメします。
簡単にそれぞれの商品のメリットとデメリットを書いてみました。これ以外にも商品によって税制面でのメリットもあります。
では、実際にどちらの商品を選択すればよいかを考えていきたいと思います。
まずは「投資への目的をはっきりさせること」です。
これから投資を勉強して知っていきたいと思っているのか、仕事などで忙しくて、投資にかまっている時間があまりないけれど、とりあえず将来のためにお金を貯めていきたいと考えているのかです。
これから投資をやっていきたいとお考えであれば、つみたてNSIAをオススメします。いきなり毎月1万円を投資商品にするのではなく、もっと少額ではじめるといいと思います。たとえば、つみたてNISAを毎月1000円からやってみるのはどうせしょうか。実際にやってみると経済の動きや投資商品の値動きが少しずつ見えてくると思います。それから、つみたてNISAの金額を増やしていけばいいと思います。