FOMC控え、様子見が「吉」と読んだ(一橋大)
9月16日(月)
きょうは早朝から大きくドルが下がり、1ドル=107円台半ばまで落ち込んだ。サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことが市場をリスクオフの方向に動かしたと思われる。しかし、それ以降はいまのところ下がる気配はない。市場にはまだ「買い」の力が強いということなのだろうか。
とにかく、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えている。相場を外からゆっくりと眺めておくのが吉と読んだ。
9月17日(火)
やはり「買い」の力は強かった。前週末の1ドル=108円台へと復帰。あとは明後日のFOMCまで特に動きなしといったところか。
9月19日(木)
FF(フェデラル・ファンド=米国の銀行が連邦中央銀行に預けている準備預金)金利は市場の予想どおり0.25%引き下げられた。ただし、パウエル議長は次回の利下げについては含みを持たせたうえ、FOMCメンバーのなかでもかなり意見が割れているそうだ。ドルが一瞬上がったのは、次回の利下げが不明瞭になったことによるものなのだろうか。
米中貿易戦争、米国とイランの対立など不安要素が残るなか、FOMCが終わったこのタイミングでいったん調整が入りそう。ここ最近はスムーズに上がりすぎだ。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
9月20日現在 1万5037円