注目の「OODAループ」ってなんだ? 宮本武蔵「五輪書」に通じる「メンタルを破壊して勝つ」極意!

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で
「決められたロジックで分析したのに回答を導くことができない」
「難しくてどのように使いこなせばいいのかわからない」

   多くの日本人が習慣として使う思考法。変化の激しい今の時代を生きるにはアップデートの必要性があるかも知れません。経営コンサルタントの入江仁之さんが、いま従来の思考法に変わって注目されている「OODA(ウーダ)ループ」という思考法について、まとめています。

「OODAループ思考」(入江仁之著)ダイヤモンド社
  • 剣豪・宮本武蔵「五輪書」にも通ずるOODAループとは!?
    剣豪・宮本武蔵「五輪書」にも通ずるOODAループとは!?
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思考法にはそれぞれの志向性がある

   OODAループは、アメリカ空軍大佐のジョン・ボイドが提唱した、敵に勝利するための基本理論です。

   当初は、戦闘機パイロットとしての経験に基づいた、 一瞬の戦闘に勝つためのものでした。 その後、ボイドが諸科学の知見を取り入れて汎用性を持たせた結果、 OODAループは戦略、政治、ビジネスやスポーツにまで広く活用されています。

   欧米では、「どんな状況下でも的確な判断・実行により、確実に目的を達成できる一般理論」として認められるようになりました。現在、アメリカをはじめ世界中の軍隊はもちろん、 シリコンバレーを中心にビジネスエリートが好んで使う思考法となっています。

   みなさんは、どのような思考法をご存知でしょうか――。たとえば、ロジカルシンキングは適用範囲が広く、複雑な問題を整理・分析して道筋を立てることができます。ですが、世の中の事象はロジカルに説明できないこともあります。

   コンセプトシンキングは、バラバラの断片的な情報から筋道を立てる手法です。しかし、この手法もかなりレベルの高い仮説力が必要とされます。誰でも簡単に使えるというものではありません。

   OODAループと、既存の思考法との明らかな違いは「汎用性」であると考えます。誰もが使用できて同じ回答が導き出されるものでなければ、思考法として意味をなしません。世界の軍事組織が戦略や戦術レベルに採用しているのは、弱点が比較的少ないことに加えて、スピードに主眼を置いた思考法だからといえるでしょう。

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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