「危ない交差点」ワースト1位は大阪府と福岡県

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   誰もが避けたい交通事故。最近は「あおり運転」や高齢者ドライバーの危険運転などが話題だが、交通事故の多くは交差点で起きている。実際に、2018年におきた交通事故の54.1%が交差点、および交差点付近で発生している。

   そんな危ない交差点ワースト1は、大阪府の上本町6丁目交差点と福岡県の湯川交差点で、人身事故が2018年に18件も発生したことがわかった。日本損害保険協会が「交通事故多発交差点マップ」を、2019年9月19日に発表した。

  • 交差点は危険がいっぱい!
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大阪府は事故多発の危険地帯!

   調査によると、ワースト1は18件の人身事故があった大阪府上本町6丁目交差点で、重傷3件、軽傷15件だった。中央分離帯がある大きな交差点で、地下鉄の駅が近いことから、歩行者の通行も多い。右折車と直進車、左折車と自転車、右左折の車と歩行者の接触が多発している。

   一方、大阪府上本町6丁目交差点と並んで多かった福岡県の湯川交差点では、重傷1件、軽傷17件。付近が坂になっており、追突や出会い頭の事故が多かった。

   いずれも歩行者、ドライバーともに、相手の進行状況を予測しながら行動することが、安全対策、事故予防になるようだ。

   3位(17件発生)は、梅新東交差点、4位(16件発生)の難波交差点、5位(15件発生)の今里交差点、同じく蒲生4丁目交差点と、いずれも大阪府内だった。

   福岡県の蔵本交差点、宮崎県の宮崎市役所前交差点でも15件発生している。

   交通事故多発交差点マップは、各都道府県のトップページで、最新のデータに基づき、事故状況の推移や、発生割合、年代別状況ものせている。2018年は、高齢者の割合が高い傾向にあるという。

   また、個別の交差点のページでは、「変則的な五差路」や、「交通量が多く、渋滞しがち」といった交差点の形状や特徴、通行状況がわかるようになっている。事故の被害、主な要因などの件数が多い類型の予防方策を記載しており、企業の研修や、カーナビへの情報連携など、さまざまな場面で活用されている。

   日本損害保険協会では今後も警察や自治体などと連携し、交通事故の防止、軽減に取り組むとしている。

   なお調査は、日本損害保険協会が全国地方新聞社連合会と警察庁の協力を得て、2008年から毎年公開。今回も「秋の全国交通安全運動」に向けて発表した。

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