【企業分析バトル】独自のチェーン展開で伸びる「きちりHD」 就活生にも「おいしい」企業だった(明治大学)

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   8月といえば、1年を通して気温が一番高く、お盆休みや夏休みなどがあり、世間一般的には盛り上がっている時期だが、株式市場は反対に冷え切ってしまっている。

   日韓の外交問題に始まり、アメリカと北朝鮮の問題も懸念されており、株式市場は大しけで終わることも多々ある月だった。

   そこで今回は前回同様に、食品に関係のある企業で割安になっている銘柄を中心に選んでいきたい。

  • あの「タニタ食堂」をプロデュースした(画像は、きちりホールディングスのホームページから)
    あの「タニタ食堂」をプロデュースした(画像は、きちりホールディングスのホームページから)
  • あの「タニタ食堂」をプロデュースした(画像は、きちりホールディングスのホームページから)

あの「タニタ食堂」をプロデュース!

【きちりホールディングス(3082)】
8月23日(金)に1株710円で、1000株を購入
年初来高値(2019年3月26日)     796円
年初来安値(2019年1月4日)      632円
8月30日現在             720円

   今回選んだ銘柄は、東証1部に上場する「きちりホールディングス(HD)」。飲食事業を中心としたサービスを提供している企業だ。ハンバーグ専門の窯を使用している「いしがまやハンバーグ」やドレスドアップオムライスを考案した「3 Little Eggs」などを展開しており、独自のチェーン店を展開している。

   これまで食品業界を中心に選んでいたが、今回は飲食を営む銘柄を選んだ。ではなぜ、食品業界ではなく、飲食事業を行っている小売業の銘柄を選んだか――。その理由ともに、「きちりHD」を企業分析していく。

   きちりHDを選んだ理由の一つに、他企業のプロデュース力がある。数年前、「タニタ食堂」がテレビで取り上げられて、認知度が爆発的に上がったことを覚えているだろうか――。タニタ食堂はそれまでメディアにもあまり取り上げられずに、ヘルシーメニューを考案していることが知られていなかった。きちりHDが、食材調達先の確保や店舗の運営ノウハウなどを提供して支援した。

   しかし、メディアに紹介されてからは、そのヘルシーメニューとともに企業の認知度もそれまで以上に上がった。そして今では、計測器メーカーのタニタは「健康を測る」から「健康をつくる」という分野で活躍している。そんなタニタ食堂をプロデュースしたのが、きちりHDなのである。

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