全国に約2300店舗を展開しているNTTドコモの「ドコモショップ」が、元気で活動的なシニア層で大にぎわいしている。
新規契約に機種変更、携帯電話料金の支払いに各種サービスや故障の受付など、提供しているサービスは他のケータイショップとあまり変わらないようだが、店舗に足を運ぶと......。
シニア講師が懇切丁寧に教えてくれる
ドコモショップ「あびこショッピングプラザ店」(千葉県我孫子市)は、スマホ教室の専任講師に80歳を超えたスタッフが活躍する。「シニア講師によるシニアのためのスマホ教室」を開いていて、これがウケにウケている。
メイン講師の若手スタッフが、モニターにスマートフォンの画面を映し出して説明する傍らで、シニア講師がお客の疑問に随時サポート対応する「二人三脚」がその要因。お客と年齢が近いシニア講師であれば、高齢者も話しかけやすく、なにより説得力が違う。おのずと、理解も早まるというわけだ。
シニア講師は、「スマホのよさは画面ひとつで何でもできること。なので、まずは触らないと使いこなせるようにならないと思うんです。高齢者はメールと写真を見るくらいで受け身ということが多い。お客さま自身で『発信する』ということまでは、なかなかできていないので、自分自身でどんどん操作してもらえるようなスマホ教室になるといいと思います」と話す。
利用しているシニアからは、
「とってもいいと思います。助かりますし、お友だちもできました」(スマホ入門編の参加者)
「いつも楽しんで勉強しています。一緒に受講した方とお友だちになれたのもよかったです」(スマホ入門編の参加者)
「丁寧に指導してくださり、ありがたいです。講師の先生と馬があい楽しかったです」(スマホ応用編の参加者)
といった声が寄せられている。
スマホ教室に通っているうちに、お客同士が仲良くなって、共通の楽しみを見つけて情報交換をはじめたり、いっしょに出かけるようになったりと、ドコモショップが出会いや憩いの場となっているようだ。