【株と為替 今週のねらい目】深刻化する米中貿易戦争 東京株式市場は波乱必至!(8月26日~30日)

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東京外国為替市場 リスク回避の「ドル売り」予想

ドル・円予想レンジ:1ドル=104円00銭~107円00銭

   2019年8月16日(金)終値 1ドル=105円39銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの下値を試す展開になりそうだ。

   前週のドル円相場は、ドルが弱含みの展開となった。米中貿易摩擦の激化によって、リスク回避のドル売りが強まった。

   今週のドル円相場は、米国と中国の関税報復措置合戦による摩擦の激化と長期化に加え、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が追加利下げに前向きな姿勢を示したことで、リスク回避のドル売りが予想される。次回FOMC(米連邦公開市場委員会)は9月17~18日に開催される予定だが、それまでの期間は利下げ幅をめぐって神経質な相場展開となりそうだ。

   経済指標は、国内では27日に7月企業向けサービス価格指数、8月の消費動向調査(内閣府)、30日に7月の失業率・有効求人倍率、7月の鉱工業生産などが予定されている。

   海外では、29日に米国の4~6月期GDP(国内総生産)、30日に米国の7月個人所得・個人支出、31日には中国の8月製造業PMI(購買担当者景気指数)などが予定されている。

(鷲尾香一)

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