株式分割後の株価に注目したい
とはいえ、投資判断はズバリ、「買い」と決めている。
会社四季報「業界地図(2019年版)」の小売店のページには、「消費者の購買行動の変化に対して、店舗網や商品構成を柔軟に対応させていけるかが、各社の明暗を分けている」と、結んでいた。良品計画は、その「柔軟な対応」ができていると考えている。それが「先行投資」に現れていると。
今回の減益要因がハッキリしているうえ、株価も買いたい人にとっては幸い安値圏にある。売り上げ好調で、マイナス要因も織り込まれている。減益要因が明確で納得の行くものであれば、現在の株価は「買い」。
株式分割は8月31日時点の株主に対して、1株を10株に分割するという。このような状況の場合、これまでの経験からしても買い材料と判断している。
株式投資の格言に、「高値の半値、8掛け、2割引」という諺がある。これは「天井を付けた後、下落局面に入った時に、底の水準を判断する目安とされる相場」の格言。根拠は定かでないが、高値×0.5×0.8×0.8=0.32で3分の1程度まで下げるというものだ。
今回は高値4万1200円の半値、いや8掛けの1万6480円あたりが底値ではと読んでいる。8月19日には年初来安値を更新して、1万7650円を付けた。そろそろ、買おうと考えている。
2019年8月19日現在 保有なし
年初来高値 2019/4/1 2万8810円
年初来安値 2019/8/19 1万7650円
直近 終値 2019/8/19 1万7910円