アラフォー主婦である私が女子大生の頃は、空前のブランドブーム。
「JJ」や「CanCan」を熟読し、読モ(読者モデル)が持っている私物のキラキラしたブランド物にあこがれてアルバイトに精を出す毎日。貯めたバイト代を握りしめて、場違いなシャネルやエルメスに足を運ぶのが楽しかった!
巻き髪、タイトスカートにピンヒール。
関西の田舎でも精一杯頑張ってた......。
せっかく利益が出たのなら、美味しいもの食べよう
そんな私も結婚、出産を経て生活が現実に。
いくら働いているとは言っても、ムダ遣いなんてできない。
高価なものを買うことに後ろめたさを感じる。
今は学生時代ほど高価なものがほしいとは思わなくなったけど、たまに贅沢したい!と思うことはある。そんな私がプチ贅沢を気兼ねなくできたのは、投資で利益が出たときだった!
銀行員として投資商品の販売営業をしていた私は、たくさんの個人投資家さんと会うことができた。しかも、直接お金の話ができる。出会ったお客様にはいろいろ教えてもらった。それは財産だと思っている。
そんな中で、私の投資に対するスタンスが大きく変わったのは一人の社長さんとの出会い。
投資といえば、お金を増やすことが目的。利益が出たらしっかり貯蓄しようと思っていた。でもその社長さんから言われたのは、
「せっかく利益が出たのなら、モノに変えたり、美味しいものを食べたりしてなにかに使うのが良いよ!もちろん利益の全部を使うのじゃなくて、一部で楽しむことが大事。また頑張ろうと思えるからね。」
なるほど! と妙に納得してしまったのを鮮明に覚えている。