安倍内閣改造で「対韓強硬派」は追放される?
もう一つは、日本政府側の、ここまで韓国がヒートアップするとは思わなかったという計算違いに対する「読み」も働いているという。日本政府内にも「そろそろ矛を収めよう」とする動きが出てきたとして、朝鮮日報(8月13日付)「日本の閣僚級の人物『内閣改造後に韓国と対話を』『今は日本も雰囲気が良くない』『8月は互いにクールダウンを』」は、こう伝える。
「日本政府の閣僚級の人物が先日、極度に悪化した韓日関係の解決策について『来月(日本で)内閣改造が行われた後に、両国は対話によって解決策を模索しなければならない』と述べた。自民党内の実力者で韓日関係にも明るいこの人物は、先週自らの支持者に対し、『今は政府の誰も両国関係について口に出せない状況だ』『当分は韓国側の関係者が日本の誰かに会っても意味はない』とした上で上記のように述べたことがわかった」
そして、内閣改造の韓国シフトの人事内容にまでふれている。
「安倍首相は、早ければ来月(9月)はじめに内閣改造と自民党の役員人事を行う方針だ。韓日関係が悪化した際、前面に出ていた河野外相や岩屋防衛相などの交代説も浮上している。上記の人物は、韓日政府間の対話を内閣改造後に先送りする背景として、『韓国に対する日本の世論も沸騰している状況だ。そのような雰囲気を無視することはできない』としたうえで、『8月はクールダウンするのが良い。現時点ではこのような状態が長く続きそうだ』などの見方も示した」
「この人物は、両国の政権次元で対話のルートがすべて閉ざされていることを最も大きな問題として、『歴代の韓国大統領の中で、日本との関係が最も良くない状態になったのが文在寅大統領だ。文大統領がどのような人物か知っている人間が日本にいない』とも指摘した」