日韓経済戦争は、韓国政府が2019年8月12日、日本を「ホワイト国」から除外することを決定、ついに報復戦争に突入した。
これで韓国内の「反日運動」が一気に燃え盛ると思いきや、文在寅(ムン・ジェイン)政権は意外にクールな態度を見せている。いったい、どんな狙いがあるのか。韓国紙を読み解くと――。
米国発祥のスタバまで不買運動のトバッチリ
スターバックスといえば、米国発祥のコーヒーショップチェーンだが、日本製品の不買運動のとんだトバッチリを受けている。聯合ニュース(2019年8月13日付)「スターバックスコリア、日本産製品の発注を事実上中断」がこう伝えている。
「韓国内のコーヒー専門店スターバックスコーヒーコリアが日本産製品の発注を事実上中断したことがわかった。現在、スターバックスは日本から『STARBUCKS ORIGAMI(スターバックス・オリガミ)』『VIA MATCHA(ヴィア抹茶)』などの完成品を輸入している。スターバックス関係者は『オリガミ』と『抹茶』などはグローバルラインナップ商品だが、『現在、追加発注をしないでいる』と話した」
スターバックスの「オリガミ」シリーズは、お湯を注いで飲めるように作られた抽出式のコーヒー製品。オリガミは日本語の「折り紙」から取ったもので、コーヒーを入れて飲みやすいよう取り付けられた紙枠が特徴だ。
また「ヴィア抹茶」は、手軽に「グリーンティー・ラテ」を作って飲めるよう小包装された製品だ。現在、スタバのグローバル商品で、必ずしも日本だけのものではないが、「折り紙」「抹茶」という、いかにも日本的なネーミングがヤリ玉にあがったようだ。