【株と為替 今週のねらい目】米国が中国を「為替操作国」認定 円高ドル安、株価急落に悲鳴(8月13日~16日)

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東京外国為替市場 日米貿易協議に要注意!

ドル・円予想レンジ:1ドル=104円50銭~106円50銭

   2019年8月9日(金)終値 1ドル=105円66銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの下値を探る展開か。

   前週のドル円相場は、米国財務省が中国を「為替操作国」に認定するなど、米中貿易摩擦の悪化を受けてドル安・円高が急激に進み、1ドル=105円台に突入した。

   今週のドル円相場は、ドルの下値を探る展開になりそうだ。米中貿易摩擦の悪化による経済の悪化懸念、トランプ米大統領によるFRB(米連邦準備制度理事会)に対する利下げ要求など、米国の追加利下げ観測が強まっており、ドルの上値は重くなっている。一たんは1ドル=104円台にドルが下落する可能性もありそうだ。

   米国や中国の経済指標には注意が必要だろう。また13日、14日には米ワシントンで日米貿易交渉の事務レベル協議が開催され、8月中には閣僚協議が行われる予定だ。日米貿易協議にも注意が必要だろう。

   経済指標は、国内では13日に7月の国内企業物価指数、6月の第三次産業活動指数、14日には6月の機械受注などが予定されている。

   海外では、12日に米国の7月財政収支、13日に米国の7月消費者物価、14日には中国の7月の工業生産と小売り売上高、15日に米国の7月の小売り売上高と鉱工業生産・設備稼働率、16日に米国の7月住宅着工件数などが予定されている。

(鷲尾香一)

(鷲尾香一)

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