円買い進んで......(慶応義塾大学)
7月30日(火曜)
前週から続くすさまじいポンド売りには目を見張るものがある。さまざまな過去の安値等の抵抗体を下抜けし続け、ショートカバーなどもなく今やどこでこの下落が止まるのか皆目見当がつかない。
ドル円相場はFRB(米連邦準備制度理事会)の利下げを織り込む動きから、米国株を買う資金としてドルを買う動きが強まっているのではないかと思う。また、日足でのエリオット波動を当てはめてみると、現在第3波の動きではないかと考えており、1波の高値である109円付近を超えたら本格的に買いで長期的に入っていきたい。
夜に15分足でチャネル回帰と安値切り上げの形を確認したので108.567円でロングした。今のところ長期的に買いで入っていきたいため、かなり長く握る予定である。
8月1日(木曜)
朝に1ドル=109.300円付近まで上昇し、一時含み益が700円ほどになったが夜にかけて円買いが進み、建値まで戻ってきてしまい建値に損切りを置いていたので決済した。
想定していた動きとは違うので今週はこれで終わることにした。世界的に金融緩和が進み、リスクオフとして金や円が買われているのだと思う。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
8月2日現在 9110円
トランプ相場は難しい(一橋大)
7月29日(月)
今週はとにかく重要指標の発表が多く、特にFOMC(米連邦公開市場委員会)以降はドル円の大幅な値動きが予想される。8月の早朝までは短めの取引を行いつつ、それ以降はむやみに取引しないほうが賢明だと思う。
7月30日(火)
1ドル=108.825円で買いを入れたが、その後若干の下落。108.524円で早めに売却した。FOMCが始まるまではこのまま上昇相場が続くと見込んだが、少しの下落をつかんでしまった。
8月2日(金)
予想以上に大きく動いた。FOMCは0.25%の利下げ幅を発表したが、ドル円相場は109円台まで上昇。通常利下げの場合はドル安になると思うのだが、今回はあらかじめ強く利下げが意識されていたので、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の利下げに弱気な発言もあり、ドル高へふれたのだと思う。
サプライズだったのは、その後のトランプ米大統領による対中関税の発動についての発言。106円台まで大きくドル安になったことから、市場がまったく警戒していなかったことや、トランプ米大統領にふりまわされる今の為替市場の難しさを再認識した。
前週からの損益 マイナス301円
8月2日現在 1万4746円