高校生が日本大使館前で「不買宣言」
不買運動は高校生にも広がっているようだ。聯合ニュース(7月26日付)「『日本製品は使いません』 高校生も不買運動参加」が、抗議の高校生の写真を大きく掲載しながらこう伝えている=写真参照。
「高校生たちも不買運動への参加を宣言した。ソウル近郊、京畿道議政府市内の高校など6校の生徒からなる学生連合は、ソウル・日本大使館付近で記者会見を開き、『日本が経済報復を撤回し、謝罪と反省をするまで日本製品を使わない』と表明した。生徒18人は『20年後、30年後に私たちが大人世代になったとき、韓日が親しい隣国同士であることを願う』としながら、両国の未来までも葛藤と対立の場にする安倍首相は考えを改めるべきだと指摘した」
だが、はたして大多数の若者はこうした反日運動をどう考えているのだろうか。中央日報(7月24日付)「韓国若者たち 日本のビールは飲まないが、日本人の友人とは仲良く過ごしている」は、様々な若者にインタビューをして声をすくいあげている。
「ワーキングホリデーで日本のホテルで1年間働いた経験のあるチョさん(26)は『日本ボイコット運動がここまで肌に感じるまでになったのは初めて』とし『政治的イシューに特に関心がなかった人々も不買運動に積極的に参加して、日本が大好きだった友人まで不買宣言をした』と話した。消極的に参加する20~30代も多い。会社員のキムさん(32)は『2次会でよく行った居酒屋に行かなくなったわけではないが、日本ビールを注文しないようになった』とし、『積極的に不買運動に参加するわけではないが、周囲の雰囲気もあるのでユニクロには行けなくなった』と話した」
「大学日本語日本文学科学生のユさん(24)は『校内に日本人留学生がいるが、何の問題もなく仲良く過ごしていて、交換学生数も減っていない』とし『政治的な問題で、友人間では反目し合うことはない』といった。一部の若者層からは不買運動や旅行キャンセルは行き過ぎだという意見も出ている。会社員のチョンさん(34)は『日本政府ではなく、日本人や日本文化そのものに反対する反日感情が大きく進めばどうなるのか。当然、日本も韓国に対して同じような感情を持つ』と話す」
必ずしも大多数の若者が、激しい不買運動に突っ走るわけではなく、かなり「冷静に対応」しているというのだ。