ドル円相場は107円台後半~108円台後半で推移した。トランプ米大統領の利下げへ圧力をかけるような発言や米国金利が低下すると、1ドル=107円台後半を記録。その後、国際通貨基金(IMF)の世界経済見通しで米国の成長率見通しが上方修正されたことを好感するとドル買いが進み、108円台前半まで伸びた。2019年7月25日には、ユーロ円相場が上昇する動きにドル円も連れ高となり、108円台後半まで上げた。
方向感がつかめぬドル円相場に、早稲田大学はじっくり見極め。期末試験から解放された明治大学と一橋大学。明治大は復帰戦をプラスで飾る。一橋大は、ここは慌てず相場をにらむ。國學院大学は試験期間に入り、休戦。慶応義塾大学も、試験のため取引を見送った。
投資家は方向感を探りかねている(早稲田大)
7月26日(金)
今週のドル円相場は全体的にやや上昇ぎみの横バイといったところだろうか。
米国S&P500種指数が7月24日に史上最高値を記録した。良好な指標材料が出ている中でも、ドル円相場は大きく影響されることなく堅調に推移。一時1ドル=108円割れも起こしたりしたものの、プレイヤーの押し目買いが入り反発。「追い風」状態にあることがわかった。
結果的に、24日は終値1ドル=108.3円をマークした。米連邦公開市場委員会(FOMC)が来週に控えているため、投資家は方向感を探りかねているように見受けられる。
25日、ドル円相場は米国の良好な経済指標の発表を受けて急伸。米長期金利の上昇期待も高まり、1ドル=108.75円までドル買いが進んだ。加えて、7月30日、31日に米中通商協議を上海で予定されていることが発表され、市場に急速にリスク回避ムードが広がったことも背景にあると考えられる。
26日、ドルは高値の1ドル=108.99円を付けたが、この勢いが継続されるかどうかについては疑問が残るところだ。北朝鮮が今週「飛翔体」のようなものを発射したというニュースがあり、このことを米国サイドは不問として対話の姿勢を見せてはいるが、北朝鮮側が歩み寄るとは思えない。
今後の相場の乱高下を注視していきたい。トレードは見送り。総資産は変わらない。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
7月26日現在 8282円