【日韓経済戦争 番外編】「トランプの物真似」「朝鮮半島への野望の血脈」...... 韓国紙「安倍研究」を読み解く

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ルーツは征韓論の吉田松陰以来の「朝鮮侵略」

   一方、中央日報(7月25日)の長文コラム「安倍―韓半島(朝鮮半島)の悪縁とトランプの平坦でない世界」は、まず安倍首相のルーツと朝鮮半島の因縁から説き起こす。

   1894年に李王朝に反乱した農民を鎮圧することを口実に朝鮮に居座り、その後の植民地化の礎を築いた日本軍の指揮官に大島義昌少将がいる。この大島少将とはどんな人物か。

「大島は征韓論を主唱した吉田松陰の弟子の一人で、安倍晋三首相の高祖父にあたる。敗戦後の日本の保守勢力は大きく2つに分かれる。一つは平和憲法を受け入れて経済成長に集中した吉田茂首相系列だ。別の一方が岸信介首相系列だ。岸はA級戦犯だったが劇的に赦免された後、自民党の産婆役となった。征韓論の拠点だった山口県(長州)出身で、帝国日本の郷愁を忘れず絶えずアジアでの地位回復を狙う。その岸信介の孫が安倍首相だ」

つまり、安倍首相には朝鮮への野望の血が流れているというわけだ。

「こうした環境に囲まれた安倍氏には、韓半島(朝鮮半島)と改憲がDNAに深く刻まれているのかもしれない。安倍氏の裏面を暴いた本『安倍晋三、沈黙の仮面』(野上忠興著)によると、1993年に初当選した当時の国会登院の所感からほかの新米議員と違った。安倍氏は『憲法改正をするために議員になった。一刻も早く自主憲法を制定したい』と語った」

   安倍氏と朝鮮半島の因縁は、小泉純一郎首相が2001年に電撃的に平壌(ピョンヤン)を訪問、日朝首脳会談を行ない、拉致被害者を連れ帰ったことでさらに深まる。

「官房副長官だった安倍氏は小泉首相に同行、日本人拉致問題を前に出しながら対北朝鮮強硬策を主導した。そのおかげで大衆的な人気とともに『拉致の安倍』というニックネームを得ながら華麗に自民党幹事長になった。そして2006年に小泉首相の後継者として52歳で首相に就任した」
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