「五輪期間中は休みたい」東京都内に勤務する人の7割が希望

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6割以上の企業で「対策」

   調査対象の400人のうち、100人は「職場の働き方整備や制度作り業務への関与者」で、調査ではこの人たちに会社としての対策予定を聞いた。これに対し、約4割は「対策検討は予定していない」(38.8%)と回答。一方「すでに検討を進めている/対策が決定している」が14.6%で、「対策検討する予定だが、時期は未定」の回答が多く、6割以上の企業でなんらかの対策はとられるようだ。

   検討する対策としては「時差通勤」「スケジュール調整の推奨」「有給休暇取得の推奨」が上位を占め、政府が働き方改革との「一石二鳥」を狙って推進している「テレワーク(リモートワーク)」は、その下だった。

   一方、ニュートン・コンサルティングと危機管理の専門メディアである「リスク対策.com」が共同で実施した「東京2020大会に向けた企業のリスク対策実態調査2019」の分析結果によると、企業の間で「対策の必要がある」とされた東京五輪をめぐるリスクは「物流遅延」「従業員の出社遅延」「サイバー攻撃」がトップ3。

   各企業に自社事業への影響について、すでに検討しているかどうかを聞いたところ、「すでに検討している」と回答した企業は全体の約41%。「検討していないが、今後、検討する予定」を併せると、こちらの調査では、全体の8割近くは検討が必要だと認識していることが明らかになった。

   サイボウズチームワーク総研の調査は、6月28、29日の2日間、インターネットを使って行われた。ニュートン・コンサルティングとリスク対策.comの調査は5月21日~6月3日に、民間企業のリスクマネジメント担当者らを対象にWEBアンケートを実施し有効回答数は204だった。

   東京オリンピックの大会期間は2020年7月24日~8月9日、パラリンピック大会は8月25日~9月6日。

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