「五輪期間中は休みたい」東京都内に勤務する人の7割が希望

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   2020年東京五輪開催まで1年となり、東京都などは選手や関係者らのスムーズな輸送を図るため、首都高速道路など基幹ルートでの交通規制テストを始めた。東京は世界有数の過密都市。そこに五輪期間中、延べ約1010万人を超す来場が見込まれている。都内に勤務するビジネスパーソンらにアンケートをすると、すでに通勤に不安を募らせており、「できれば休みたい」と考えている人が多いことがわかった。

  • 「五輪期間の混雑いやだし……」7割以上の人の本音は「休みたい」
    「五輪期間の混雑いやだし……」7割以上の人の本音は「休みたい」
  • 「五輪期間の混雑いやだし……」7割以上の人の本音は「休みたい」

通勤、仕事の移動に「不安」

   グループウエア開発などを行うサイボウズの事業部門で、企業にチームワークや働き方改革のメソッドを提供しているチームワーク総研では、都内に務める25~50歳のビジネスパーソン男女400人を対象に、五輪開催時の働き方対応の意識などについて調査した。

   大会中の通勤や仕事上の移動についての質問では、約4割の人「不安がある」(38.6%)と答え、「やや不安がある」(31.8%)と合わせると7割を超える人が少なからず不安に感じている=下図参照

   その理由としてほとんどの人が「移動に時間や手間がかかりそう」(92.4%)と、混雑の激化に悩まされることを恐れている。以下は「混雑により暑さが増しそう」(59.0%)「業務スケジュールの調整に影響が出そう」(31.7%)など。

   さらに、「本音では会社を休みたいか」と聞くと、7割以上が「はい」(70.6%)と回答。その理由は「交通混雑が嫌だから」が73.2%でトップ。次いで「大会を観戦したいから」(53.3%)「出社しても仕事自体が滞りそうだから」(30.6%)「お祭り気分でやる気がしなそうだから」(27.8%)――だった=下図参照

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