朝鮮日報の廃刊を求める国民請願数が急上昇
いずれにしろ、朝鮮日報に対する批判は市民団体の不買運動を超えて広がっている。大統領府の国民請願掲示板には、朝鮮日報の廃刊と系列のTV朝鮮の開局許可取り消しを求める書き込みが寄せられており、7月24日夕現在で15万人以上が同請願に同意したという。
ハンギョレはこう伝える。
「請願人は『朝鮮日報は、報道の自由を口実に、フェイクニュースで世論を歪曲しており、敵対視する政治勢力を攻撃するためなら検証されていないニュースまでもためらうことなく事実であるかのように報道している』と主張した」
大統領府の「国民請願掲示板」は、ネット上に設けている国民の意見投稿欄だ。賛同者が30日以内に20万人を超えた場合、大統領府の首席秘書官が声明を発表して回答することになっている。この勢いだと20万人を突破することは確実だ。文字どおり「言論の自由」までからんでおり、どんな声明を出すにしろ、また新たな日韓問題の火種になるのは間違いない。
(福田和郎)