ビットコイン(BTC)は一時、BTC=140万円を突破。しかし、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が、フェイスブック(FB)の仮想通貨「リプラ」への懸念を示したことや、議会証言後に利下げ観測が強まり、米国の長期金利の低下やドル安の進行などで急落。前週からは約1%下落した。BTCの上昇に、冷や水を浴びせた。
イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などのアルトコインも軒並み下落した。そうしたなか、早稲田大学のTKHは投資家心理を読み解き、じっくり構える。明治大学のホフマンは多忙のため、今週も取引はお休み。慶応義塾大学の馬医金満は、「わかりづらい」仮想通貨市場の「底」を探してポジションをとれず。國學院大学の億トレーダーは、過去の躓きを教訓にリップル(XRP)を積極トレード。損失を抑えることに成功した。
潮目変わった? トランプ発言に投資家冷静(早稲田大)
7月12日(金)
今週の仮想通貨市場の動きとしては未だ下げ圧力に耐え続けており、自分が思っていたところより上の水準で相場がキープできているなと感じた。先週末5日にこれから上下にふれつつも1BTC=100万円ほどに収束していくのではないかと予想したが現時点ではありがたいことに予想は外れて相場がまだ上昇余地を模索しているような動向を見せていている状態だ。
おととい、きのうにかけては再度1BTC=140万円もの水準に到達しておりこれからの上昇可能性を感じてしまう。ただ、自分の考えとしてはあくまでも1BTC=100万円のラインまで一度は反発下げると考えており、その水準に達するまでは下手に買い増しに走らずに市場を引き続き注視していく考えだ。
一方で個人的に仮想通貨市場にとって追い風と見ることのできるようなニュースがあった。きのう、トランプ米大統領がツイッターで仮想通貨およびフェイスブックが開発した「リブラ」に対して非常に強い言葉で批判した。これをリアルタイムで見たとき、市場はかなり下げるのではないと不安に駆られたが、実際はほとんど反応せずに一定のレベルを保っていた。
もしかしたら、従来と比べて仮想通貨投資家の質も変わり一国の要人の発言に右往左往しないメンタルを持つ投資家が増えたかもしれない。
保有する通貨 BTC、XRP
前週からの損益 プラス160円
7月12日現在 1万3660円
多忙のため、取引は見送った(明治大)
保有する通貨 BTC
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
7月12日現在 2万9598円