文在寅大統領の母校で起こったトンデモ反日運動
すると、そこへ「日本こそサリンの原材料を北朝鮮に輸出している証拠をつかんだ」とする国会議員が現れて記者会見、混乱に拍車をかけた。これをまたハンギョレが大々的に報じるありさま(11日)。
「国会国防委員会所属の正しい未来党ハ・テギョン議員は11日、国会政論館で日本が過去にフッ化水素などの戦略物資を北朝鮮に密輸出した事実が、日本の安全保障貿易情報センター(CISTEC)の資料で確認されたと明らかにした。日本が、韓国政府がフッ化水素を北朝鮮に搬出したという疑惑を提起したなか、逆に日本から核開発・生物化学兵器に使われうる戦略物資が密輸出されたという主張が出てきた」
「日本で1996年から2013年までの17年間に、30件を超える対北朝鮮密輸出事件が発生。この中には、核開発・生物化学兵器に活用されうる戦略物資が含まれている。ハ議員は、記者会見で『目糞鼻糞を笑うというようなものだ』とし、『日本は感情的な対応を自制すべきであり、ごり押し主張をすればするほど国際社会から孤立するだろう。日本は直ちに不当な輸出規制を撤回せよ』と声を高めた」
このようにエキサイトする反日の国民感情のなか、ついに高校生にまで広がった動きを、朝鮮日報(17日)は「文大統領母校の生徒ら、『親日校長の像』撤去を求め国民請願」で、こう紹介している。
「文在寅(ムン・ジェイン)大統領の母校である釜山市の慶南高校の生徒らが16日、校内に設置されている同校の初代校長である安竜伯(アン・ヨンベク)氏の胸像撤去を求めて大統領府国民請願を行った。慶南高校3年生と名乗る人物が『校庭には恥ずべき胸像が置かれている。親日派の胸像を校庭に置くのは、親日派を容認するという意味に他ならない。文大統領様、後輩たちの意見に耳を傾けてください』などと訴えていた」