【株と為替 今週のねらい目】円高懸念、株価の上値抑えられ......(7月16日~19日)

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(中見出し)東京外国為替市場 中東の地政学リスクの高まりでドル売りも

ドル・円予想レンジ:1ドル=107円00銭~109円00銭

   2019年7月12日(金)終値 1ドル=107円89銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが引き続き弱含みで推移するとみられる。

   前週のドル円相場は、ドルが弱含みとなった。6月の米雇用統計が市場の予想を上回る結果となり、ドル円は一時1ドル=109円目前までドルが上昇したが、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言により、米国の利下げが確実視されたことで、ドル売り・円買いの動きが優勢となり、ドルは1ドル=107円台に下落した。

   今週の外国為替市場でドル円相場は、月末のFOMC(米連邦公開市場委員会)に向け、ドルは引き続き弱含みで推移するとみられている。市場では、米国の利下げ幅について、0.25%と0.50%に二分しており、0.50%の利下げ幅が有力視されるようだと、ドル売り圧力が強まる可能性があるため、関連報道には注意が必要だ。

   今週、米国で発表される6月の小売売上高、6月の住宅着工件数など経済指標は注目だ。加えて、中東の地政学リスクの高まりによるリスク回避のドル売りも予想される。

   経済指標は、国内では18日に6月の貿易統計、19日に6月の消費者物価などが予定されている。また、16日から株式などの受渡日が現行の3営業日後から2営業日後に短縮される決済期間の短縮化がスタートする。

   海外では15日に中国の4~6月期GDP(国内総生産)と6月の鉱工業生産、16日に米国の6月小売売上高と6月の鉱工業生産、17日に米国の6月住宅着工件数、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、G7(主要7か国)財務大臣・中央銀行総裁会議などが予定されている。

(鷲尾香一)

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