「発明王」として知られる英国の家電メーカー「ダイソン」の創業者で、大富豪のジェームズ・ダイソン氏(72)が購入した豪華マンションが「凄すぎる!」と話題になっています。
シンガポールの中心地に立つ超高層ビルで、広さはなんと2万1000平方メートル! しかも、推定価格7380万シンガポールドル(約59億円)の物件を、現金で「サクッと買った」というのですから、驚きです。
59億円の豪華ペントハウスに「snap up」
「吸引力が落ちないただ一つの掃除機」のキャッチコピーで有名な「ダイソン」創業者のジェームズ・ダイソン氏が、シンガポールの中心地タンジョン・パガー・センターの超豪華ペントハウスを購入したことが、シンガポール国土庁(SLA)の登記簿から明らかになった、と報じられました。しかも、「どうやら現金で支払ったらしい」と、騒然となっています。
British billionaire Dyson snaps up Singapore's priciest penthouse
(英国人億万長者のダイソン氏が、シンガポールで最高級のペントハウスを「サクッと」購入した)
snap up:パクッと飛びつく、すぐに購入する
priciest:最も高価な
Billionaire inventor James Dyson likely paid cash for the $73.8 million ultra-luxe penthouse
(発明王で億万長者のジェームズ・ダイソン氏は、7380万シンガポールドルの超豪華ペントハウスを現金で購入したようだ)
likely:~のようだ、らしい
報道によると、ダイソン氏の新居となる「超豪華ペントハウス」は、シンガポール最高層のビルの62階から64階を占める住宅で、海抜が290メートル。床面積は2万1000平方メートルで、プールや空中庭園、バーや娯楽室を完備。ワインクーラーには600本のワインが貯蔵できるという、何から何まで規格外のスーパー物件です!
しかも、約59億円を「サクッと」「現金で」払ったらしいというニュースには、さすがに世界中のメディアも驚いた様子。「splash out」「惜しげもなく現金を払った」という見出しもありました。
「splash(スプラッシュ)」は「液体などが飛び散る、はね散る」という意味ですから、「惜しげもなく現金をばらまいた」というイメージでしょうか。
「snap up」(パクッと飛びつく)もそうですが、「59億円を現金で購入」の衝撃を伝えるために、メディアが工夫を凝らしてことばを選んでいることが伝わってきますね。