人手不足倒産が止まらない! 過去最高 「求人難」「退職」が倍増

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九州で2倍増、近畿が1.4倍増

   2019年上半期の人手不足倒産を地区別でみると、全国9地区のうち九州(18→35件)と近畿(18→25件)の2地区で前年同期を上回った。

   一方、減少したのは北海道(11→5件)、関東(81→74件)、東北(15→12件)、中部(23→22件)、北陸(2→1件)の5地区。中国(9件)と四国(8件)は横バイだった。

   都道府県別では、東京都が36件(前年同期39件)、福岡県が16件(7件)、神奈川県(9件)と大阪府(9件)がそれぞれ11件、愛知県の10件(15件)の順だった。

   東京商工リサーチによると、主な人手不足倒産には、新築住宅からマンション、アパートのリフォームなどを手がけていたオークラ(東京都世田谷区、負債総額3億2500万円)や特別養護老人ホーム「今川河童苑」や介護付有料老人ホーム「いまがわ秋桜ガーデン」を運営していた友愛会(福岡県、6億8000万円)、「さくらクリニック」などを運営する千陽会(千葉県、8億3000万円)、宮城県の玉松味噌醤油(大河原町、3億5000万円)などがある。いずれも人材確保に伴う人件費の高騰が要因という。

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