仮想通貨のモナコイン(MONA)が、2019年5月末から6月初めにかけて3倍以上に急騰しました。120円台を推移していたモナコインが、一時400円台にまで値上がりしたことで、仮想通貨市場は大いに盛り上がりました。
今回は、モナコインが急騰した理由や、そもそもモナコインとはなんなのか――。そして、モナコインが買える取引所を紹介します。
モナコインは日本発祥の仮想通貨
モナコインが急騰した理由は、Coinchack(コインチェック)への上場が発表されたためです。一般的に、取引所で新たな仮想通貨の取り扱いが発表されると「上場後に価格が急騰するかもしれない!」と思った人が、他の取引所で購入する傾向があります。
今回の急騰もそれによるものでしょう。
では、上場後に価格が下落してしまったのは、どうしてでしょうか?
それは、モナコインをそれまで長く保有していた人や急騰前に購入していた人が利益を確定させたことが大きな原因と考えられます。
仮想通貨が上場する際には、このように急騰した後に下落することがよくあるため、「価格が上昇してるから、急いで買わないと!」と焦って購入することは、あまり得策とは言えません。
では、ここからは「モナコイン」について、もう少し掘り下げてみましょう。
モナコインは、日本コミュニティ発祥の仮想通貨です。2013年12月23日から14年1月1日にかけて、わたなべ氏を名乗る人物によってリリースされました。
ライトコインをベースに開発されていて、コンセンサス・アルゴリズム(合意形成方式)にはPoW(プルーフ・オブ・ワーク=コンセンサス・アルゴリズムの一つ)が採用されています。ブロック生成速度は約90秒で、ビットコインの約6倍の送金速度です。
またデザインには、インターネット掲示板である2ちゃんねるのキャラクター「モナー」が利用されています。