会社の知名度よりも、安定した仕事を望む
子どもの職業選択についても聞いた。
「職業は子ども自身で自由に決めてほしい」と答えた人は36.5%、「どちらかといえば子ども自身で」が48.7%で、合わせると85.2%だった。多くの親が、職業は子どもの意志を尊重したいと考えているようだ。
「親の意見も聞いてほしい」(「どちらかといえば」を含む)とする回答も、14.8%あった。
また、子どもがどんな仕事に就いてほしいかを聞くと、「不安定でもやりたい仕事」と答えた人は、「どちらかといえば」と答えた人を含めて38.8%。一方、「安定した仕事」(「どちらかといえば」を含む)は61.2%。全体の6割超が、子どもには安定した仕事に就いてほしい、と考えている。
特に、小学生の母親では67.7%、中学生の母親で69.0%と高い割合になった。ただ、小・中学生の父親は、ともに「安定した仕事に就いてほしい」が過半数に達しているものの、「不安定でも、やりたい仕事に就いてほしい」と考える人も、半数近くいた。
さらに会社の知名度について聞くと、「知名度のある会社で働いてほしい」は「どちらかといえば」と答えた人を含めて39.1%。「知名度は気にしない」(「どちらかといえば」を含む)が61.0%となった。
子どもの最終学歴に「大卒未満」を望む親のほうが、「知名度を気にしない」とする割合が高い一方、「大卒以上」を望む親は「知名度は気にしない」人が過半数に達した。ただ、その割合は「大卒未満」を望む親よりも低く、その分「知名度のある会社で働いてほしい」と考える人の割合が高かった。
なお、調査は2019年5月14日~17日、インターネットで実施した。