子どもは「理系」に進学希望が7割、就職は安定志向 小中学生の親に聞いた

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   子どもを将来大学に行かせるなら、「理系に進んでほしい」と思う小・中学生の親が7割にのぼることがわかった。女子よりも男子の親に、理系を望む傾向がある。

   総合人材情報サービスのアイデムが、親が子どもの将来や就職について、どのような考えを持っているのか、小学校1年生から中学校3年生の子どもがいる男女3600人を対象に聞いた。2019年6月20日の発表。

  • 親は「高学歴」を望んでいる(写真は、東京大学)
    親は「高学歴」を望んでいる(写真は、東京大学)
  • 親は「高学歴」を望んでいる(写真は、東京大学)

子どもは「高学歴のほうがよい」

   調査によると、子どもの進路選択のうち、理系と文系では「理系に進んでほしい」とする人は15.7%。「どちらかといえば理系」の人は54.3%で、合わせると70.0%の人が、子どもが理系に進むことを望んでいる。

   特に小学生の母親は、「理系に進んでほしい」とする割合が73.0%と最も高かった。子どもの性別でみると、小学生男子の親が81.9%、中学生男子の親は79.0%で、小・中学生の女子の親と比べて、それぞれ22ポイントほど高かった。

   一方、「文系に進んでほしい」とする人は、「どちらかといえば文系」の人を含むと、全体の3割だった。

   子どもの学歴について聞くと、「学歴は気にしない」とする人は6.8%、「どちらかといえば気にしない」は25.5%で、合わせて32.3%だった。「高学歴のほうがよい」とする人は、「どちらかといえば高学歴」と合わせると、67.9%だった 。

   これを親の最終学歴別でみると、子どもに「大卒以上」を望むのは、大卒未満の親が64.1%に対して、大卒以上の親は88.3%と9割近くを占めた。大卒以上の親のほうが24.2ポイントも高いことから、子どもには自分と同等以上の教育を受けさせたい、と考える人が多いことがうかがえる。

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