まさに、「ウィンブルドン・センセーション」。テニスの4大大会の一つ、英国ウィンブルドン選手権が、史上稀にみるセンセーショナルな「番狂わせ」で幕を開けました!
女子シングルスで、元世界ランキング1位の大坂なおみ選手とヴィーナス・ウィリアムズ選手が揃って初戦敗退。世界女王への返り咲きを狙った大坂選手が1回戦で姿を消すなか、彗星のごとく現れた15歳の天才少女に、世界中の目が釘付けになっています。
恐るべし15歳に世界中が「ガーン!」
英ウィンブルドンで開幕したテニスのウィンブルドン選手権に、世間が騒然となっています。女子シングルスでは第2シードの大坂なおみ選手が1回戦で、まさかのストレート負け。2019年1月に全豪オープンを制して以来、優勝から遠ざかっている大坂選手は「ストレスとプレッシャー」に苦しんでいると報じられました。
そんななか、彗星のごとく現れたのが、たった15歳のコリ・ガウフ選手(米国)です。予選から勝ち上がってきたガウフ選手は、元世界女王のヴィーナス・ウィリアムズ選手になんと、ストレート勝ち! ヴィーナス・ウィリアムズ選手がウィンブルドンの1回戦で敗退するのは1997年以来というから驚きです。
世界中のメディアがこぞって、世紀の番狂わせをセンセーショナルに報じました。
Cori Gauff, 15, beats Venus Williams in huge upset
(15歳のコリ・ガウフがヴィーナス・ウィリアムズを大番狂わせで破った)
in huge upset:大番狂わせで
15-year-old beats Venus Williams to make Wimbledon history
(15歳がヴィーナス・ウィリアムズを破って、ウィンブルドンの歴史をつくった)
Fifteen-year-old Cori Gauff stunned the tennis world
(15歳のコリ・ガウフが、テニス界を唖然とさせた)
stun:気絶させる、唖然とさせる
「stun」は、頭を打って気絶させたり、驚きで唖然とさせたり、という意味の動詞です。いかにも「ガーン!」という衝撃音が聞こえてきそうな見出しですね。
さて、このコリ・ガウフ選手。お父さんがバスケットボール選手、お母さんが体操選手というスポーツ一家で育ち、米国では早くから注目をされていました。今回の「大番狂わせ」も「想定どおり」とする報道があるほど。「ガウフ選手が2020年までに世界女王にならないことのほうが驚きだ」という声も聞こえてきますから、10代の世界女王の誕生も夢ではなさそうです。