清明さんは「楊端和」ですね......
じつは最近、広報担当者やコインチェックのメンバーなどから「清明さん、ぜひ読んでください」と薦められて手にとったのが「キングダム」(集英社「ヤングジャンプコミックス」)。原泰久氏による、古代中国の戦国時代末期を舞台にした大河ロマンで、テレビアニメやゲーム、映画にもなった大人気マンガ。みんなして「読め、読め」と薦められたという。
「コインチェックのメンバーから、『清明さんは、楊端和(ヨウタンワ=キングダムの人気キャラクターの一人で、中国・秦の将軍。秦王政(後の始皇帝)に仕えた。映画では、長澤まさみさんが演じた)ですよ』と言われたことや、『単純に会社の戦略とか、経営におけるリソースの置き方というものを、ボクはこの本で学びました』という人がいて、『そうなの!?』と読みはじめました。今、まだ5巻まで読んだところですが」と、清明さん。
「ふだんはビジネス書とか、カタい本はあまり読まなくて......。映画の『キングダム』はまだ観ていないんですが、薦めてくれた方がみんな『映画より本がいいよ』と言われますし、たしかにそうかな、とも思います」
そう言って、古代中国へ想像力を膨らます。
コミックスは現在、54巻(2019年4月19日発売)まで進んでいる。
清明 祐子(せいめい・ゆうこ)
マネックスグループ常務執行役兼マネックス証券社長
2001年京都大学経済学部卒。三和銀行(現三菱UFJ銀行)入行、法人営業およびストラクチャードファイナンスに従事。06年12月からMKSパートナーズ(プライベート・エクイティ・ファンド)に参画し、バイアウト投資実務およびポスト・マージャー・マネジメントを経験。09年2月にマネックス・ハンブレクト(17年にマネックス証券と統合)。11年に同社社長に就任。13年マネックスグループ執行役員、16年同社取締役、17年マネックス証券執行役員、18年マネックスグループ常務執行役兼マネックス証券副社長執行役員。19年4月から現職。
1977年9月生まれ、大阪府出身。