なぜか米国で復活?「新たまごっち」 「熱狂」するのはこんな人々!(井津川倫子)

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会議中は放ったらかしでOK

   それにしても、なぜ今、このタイミングで「たまごっち」なのでしょうか。

   じつは米国や英国では今、じわじわと「レトロ」ブームが広がっています。「レトロ」といっても大昔ではなくて「90年代」のこと。90年代に子どもだった世代が大人になって家庭を持つ年代になり、自分の子どもたちに「懐かしのグッズ」を買い与えているそうです。

   もちろん、自分のために購入する人も多いことから、「90年代のキッズ」をターゲットにした「懐かしい商品」が次々と発売されています。最新版「たまごっち」も、まさに「90年代のキッズ」がターゲットらしく、発売前から「懐かしい!」「ぜったい買うぞ」といった「元キッズ」たちの声がSNSで拡散されています。

   さて、「今週のニュースな英語」は、90年代にブームを巻き起こした「元祖たまごっち」の話題から「all the rate」(とてつもなく人気の)(一番アツイ)を取り上げます。「rage」は「激しい怒り」「熱狂」という意味の英語です。「チョ~人気がある!」といったニュアンスが近いかもしれません。

This game is all the rage

(このゲームはすごく人気がある)

   後ろに「among~」を加えると「~の間で人気」という表現になります。

This game is all the rage among young people

(このゲームは、若い人たちにすごく人気がある)

   流行になっている、という意味でも使います。

Dress is all the rage this sommer

(ワンピースはこの夏の流行だ)

   ちなみに、放ったらかしにすると死にそうになっていた「元祖たまごっち」。最新の「たまごっち」には「ホテル機能」があって、「会議中に『たまごっち』を預けられる」(開発者)とか。う~ん、やはり「21世紀のたまごっち」は「90年代のキッズ」がターゲットのようです。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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