育休中なのに「子連れ出勤」させる会社も問題だ
一方、「アシスタントが悪い」とする意見の大半は、「子連れ出勤は会社も認めたことなのに大人げない。社会人としての資質に欠ける」というものだ。
「一日中子守をさせたわけでもないのに、すぐに辞めるというようでは、これからも仕事に臨機応変に対応できません。さっさと辞めてもらえばいい」
「子連れ出勤はやむを得ない時だけで、かつ上司も納得の上のこと。アシスタントも最初からわかっているはず。そもそも『同い年なのに上から目線』発言はハラスメント。採用するべき人ではなかった」
「ニコニコ笑いながら、『ではお子さんが不安にならないように、ママが見える場所で控えていますね』と、赤ちゃんを抱っこしつつ会議を聞いて仕事を学ぶ度量がないのなら、どこでも勤まらないでしょう」
産休(育休?)中にもかかわらず、投稿者に「子連れ出勤」をさせる会社の体制を問題視する意見も多かった。
「産休中は、働かせてはいけないのが原則なので、上司とあなたの間の、会社に出てくる際の取り決めがおかしいと思う。それに、そもそも特定の人にしか出来ない仕事があること自体が異常で、会社のリスク管理がなっていない」
「本当に会社として子連れ出勤を認めているの? 上司の一存だけで許されているのかも? 就業規則はどうなっているのかな?」
「社長や経営者でもないのに、あなたがいないと業務が回らないのがすべての元凶。『私しかいない......』という意識過剰さを感じます。後任を育てようとしない会社も問題ですが、あなたも頑張り過ぎて、それを妨げているのでは。あなたがいなくても対応できるように後進の育成をしておくべきでした」
J-CASTニュース会社ウォッチ編集部では、女性の働き方に詳しい、主婦に特化した就労支援サービスを展開するビースタイルの調査機関「しゅふJOB総研」の川上敬太郎所長に、「子連れ出勤、どうすればよかったの?」論争の意見を求めた。
――今回の投稿騒ぎを読み、率直にどのような感想を持ちましたか?
川上敬太郎さん「投稿を拝見するだけでは、何が事実なのかがよくわからないというのが率直な感想です。たとえば『産休』とありますが、問題が発生したのは育休(育児休業)中だったのではないでしょうか」