インフルエンサーを自認する人、「炎上」を気にする人にろくな人はいない(気になるビジネス本)

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炎上など気にする必要はない

   「炎上」とは、インターネット上などの失言に対し、非難や中傷の投稿が多数届いて、非難が集中することです。ここで紹介した豊田元議員、杉田議員のケースは一般的にいう「炎上」に当たると思いますが、炎上前から二人を知っていたという人はどの程度いるでしょう。

   これが、ネットの特徴です。ネットなんてそんなレベルだと思えばいいのです。ネットに投稿したり、ネットで記事が目立つと、「インフルエンサー」などと言う方がいますが、これは大きな勘違いです。炎上などは一般の方であれば、無縁の世界です。

   私の書いた記事で、数百万PVを稼ぐような記事がいくつもありますが、これは瞬間的に数百万人に「リーチしただけ」であり、認知されたわけではありません。つまり、これまで、私の記事が炎上したことはありませんと言い切ることができます。

   ネットを見ている人のほとんどが、一瞬、目にした記事を誰が書いたかに興味もなければ、別に知りたくもないということです。たとえ読まれたとしても、大半の人が翌日には忘れています。

   だから、文章を書く前に、炎上を気にしたり過剰な期待をしたりするのは無意味だと考えてください。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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