「会社をテレビに取材してもらうには?」放送作家が裏ワザ伝授!《後編》 「正義のヒーロー」を演出しよう!

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いきなり「テレビに出る」を狙わず、まずは地固めを!

   ここまで話を聞くと、長谷川さんは、テレビに取り上げてもらうためには「何でもアリ」の知略縦横の人物のように見えるが、最後には意外に正攻法を語ったのだった。

「テレビに出ることがすべてではありません。目標を間違えないでください。広報の方と話してよく感じるのが、『テレビに出る』ことはあくまでもPR手段の一つにすぎないのに、いつの間にか目標になっていること。最近は、SNSやYouTubeでの影響力が増し、テレビで取り上げられるより効果があるケースも多い。

いきなりテレビを狙うのではなく、まずは地固めです。マメなリリース配信はもちろん、自社のオウンドメディアを充実させてWeb上にコツコツとアーカイブを構築することが大切。そして何より心がけてほしいのが企画の創出です。ワクワク、ドキドキするものを提供できる会社がこれからは生き残ると私は思います。広報パーソンとして、何かニュースを見聞きするたびに常にひらめいてほしい。アイデアのスイッチが自動的に入る広報に、是非なってください」

そう呼びかけたのだった。

(福田和郎)


◆プロフィール
長谷川大雲(はせがわ・だいうん)
1969年生まれ。鹿児島県出身。様々な職を経て27歳で放送作家に。以降200本以上の番組構成に携わる。主なレギュラー番組は――。
テレビ朝日:「ナニコレ珍百景」「Sma STATION!!」(スマステ)「いきなり黄金伝説」「アレはスゴイはず」「アレはスゴかった」
TBS:「奇跡ゲッター ブットバース」「サタネプベストテン」「ブラマヨ衝撃ファイル!世界のコワ~イ女たち」
フジテレビ:「奇跡体験アンビリーバボー」「(株)世界衝撃映像社」「IQサプリ」
日本テレビ:「週刊ストーリーランド」
また、2016年からは、株式会社カーツメディアコミュニケーションのブレーンとして、多くの企業のPRコンサルティングを務めている。


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