美容皮膚科医が警鐘! そのヘアケアで大丈夫? シャンプー、リンスの落とし穴(気になるビジネス本)

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美肌のための「睡眠のゴールデンタイム」がある!

   さらに、菅原さんは化粧品以外でも、肌のために気をつけたほうがよいことがあると指摘する。

「1日の疲れを取ってくれる風呂は、至福のひと時です。最近では湯船にきれいな色をつけて素敵な香りがする入浴剤が増えています。しかし、入浴剤の成分は毒素成分です。今でも、清涼飲料水や駄菓子などに使用されているものがありますが、それらの多くは欧米諸国では自主規制対象商品になったものが少なくありません。
湯船に浸かっている間に皮膚を破壊してアレルギーを引き起こしたり、発がん性が高まったりする可能性があります。湿疹がある人やお風呂上がりにカラダがかゆく感じる人は、入浴剤が影響している可能性があります。入浴剤を入れたいなら、天然の塩だけを入れるようにしてください」

   気をつけなければ、いけないものが身近に蔓延している。入浴のほかにも、気にしたほうがいいのが「睡眠」。菅原さんは、

「見落としがちなのが、睡眠の効能です。良質な睡眠は、栄養と同じくらい大切です。特に『睡眠のゴールデンタイム』といわれる午後10時から午前2時は、美肌のためにも健康のためにも寝ていたほうがよい時間帯です。同じ睡眠時間でも、このゴールデンタイムに寝るか寝ないかは大きな違いになります。寝る前には刺激物の摂取を避け、軽いストレッチやヨガなどでリラックスしてから、自分に合った寝具で寝るように心がけましょう」

   また、年齢を重ねるとともに肌が劣化するため、トラブルが起きやすくなる。年齢や肌の状態に適したスキンケア方法をマスターしよう!

   今回、取材にご協力いただいた美容皮膚科医の菅原由香子さんに、御礼申し上げます。(尾藤克之)


菅原 由香子(すがわら・ゆかこ)
美容皮膚科医
1970年、北海道旭川市生まれ。弘前大学医学部を卒業後、札幌医科大学皮膚科、美容外科美容皮膚科勤務を経て、岩手県一関市にすがわら皮膚科クリニック(現・菜の花皮膚科クリニック)を夫とともに開業。大学時代から20年以上肌荒れに悩み、肌荒れの原因が化粧品に含まれる添加物や、化粧品の使い方にあることを突きとめる。さまざまな化学物質を自らの顔につけ実験することを数年繰り返して、肌に悪い成分を一切含まない完全無添加の化粧品を開発した。
ウェブサイトの運営ほか、情報サイトで記事監修、コラム執筆などでも活躍する。


尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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