元コーチが告白「Ueharaに平手打ち!」
「上原引退」が報道されるやいなや、大リーグ時代のチームメートが次々とメッセージを寄せました。「Uehara」との「今だから言える」エピソードが披露されるなか、元コーチが明かしたこのエピソードが米メディアのヘッドラインを飾りました。
He asked me to slap him in the face.
(彼は僕に「平手打ちしてくれ」と頼んできた)
And I did.
(もちろん、やったよ)
ワールドシリーズを制したセントルイス・カージナルス戦に登板する直前、コーチに「平手打ち」をしてもらってからマウンドに上がったと言うのです。「平手打ち」の成果か、見事に優勝投手になった上原投手ですが、「あのシーズンのUeharaは神がかっていた」と、元同僚がたたえるほど、野球の歴史に名前を刻んだ活躍ぶりでした。
それでは、今週の「ニュースな英語」は、「Uehara」の代名詞でもある「high five」(ハイタッチ)を取り上げます。
まずは、シンプルな言いまわしから。「ハイタッチをする」は、動詞の「do」を使います。
I did a high-five with him.
(彼とハイタッチした)
「because」に続く文章で、「ハイタッチをした理由」を加えてみましょう。
I did a high-five with him because he got a good score.
(いい点を取ってきたので、彼とハイタッチした)
I did a high five with my colleagues.
(同僚とハイタッチした)
I did a high five with my colleagues because our sales went up.
(売り上げがアップしたので、同僚とハイタッチした)
「雑草魂」をむき出しにして闘ってきた上原投手の引退は、個人的にもさみしい限りですが、これまでの活躍に心からの「拍手」を贈りたいと思います。「ハイタッチ」でも「平手打ち」でもなく......。(井津川倫子)