トランプ発言に、ドル円相場が揺れている。米中貿易協議に不透明感がくすぶるなか、2019年5月13日は1ドル=109円台前半まで下落。その後、中国が米国製品に25%の関税を課すとの報復措置を発表すると「円買い」が強まった。翌14日には、トランプ米大統領が中国との協議に前向きに発言したことでリスク回避の円買いが一服。ドル円相場は109 円台後半まで値を戻した。
一方、英国では与野党が進めていたブレグジッドをめぐる協議が決裂。ユーロが売られやすい展開の中でドルが上昇した。その影響でドル円相場は1ドル=110.06円まで戻した。
トランプ発言に翻弄されるドル円相場に、早稲田大学は「為替取引のシビアさが改めて身にしみた」と実感。一橋大学も、Twitteでの「トランプ砲」にビックリする。明治大学は、そんな一橋大学の最近の勢いを警戒。その差を縮めていくと、気を引き締める。前週に「痛い目」に遭った慶応義塾大学は「自分にあった」エントリー手法を模索中。國學院大学は中途半端な取引に悔しさをにじませる。
トランプ相場、目線は「ドル売り」(早稲田大)
5月17日(金)
今週のドル円相場は前週からの下落も落ち着いて、約1円以内のレンジ幅で推移している。かなり注目度の高かった米中閣僚会議を終えて、米中貿易問題は一たん先延ばしとなったことで、投資家はひと息ついただろう。
ただ、米中がいまだ交渉を継続する中で、お互いに対する関税制裁の手を緩めていないことを考えると、いつ再燃するかわからないため、引き続き注視していかねばならない。 今週をみても、トランプ米大統領のツイッター上の一つの発言で、相場がかなり影響されていたため、為替取引のシビアさが改めて身にしみた。
中国が報復措置として米国の輸入品に対しても関税をかけるといった制裁合戦が始まると、株安プラスドル売りがどこまで進むか心配になったものの、急に米国が態度を軟化させ、関税引き上げを一部見送ったため、ドル安はなんとか1ドル=109円台を割り込まないで済んだのだろう。
とはいえ、今後ますます米国と中国の熾烈な経済競争が進行すれば、さらなる経済危機が待ち受けているかもしれない。米国株も不安定と少し雲行きの怪しい気がしており、「ドル売り目線」で考えたいが、なにか一つでも好材料がでれば、焼かれてしまうのでトレードは控える。
こういった勉強するチャンスをしっかり逃さずに、これからも経済動向に対しての情報収集を怠らないで行きたい。今週はトレードなし。総資産は変わらずだ。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
5月17日現在 8282円
まずは一橋大との差を縮める!(明治大)
5月16日(木)
ダブルボトム(チャートで、安値をつけて反発した後に再び同じ水準の安値をつけ、その後に上昇に転じるケース)の気配が強まったので、1ドル=109.53円で買った。今までのチャートを見る限り1ドル=110円くらいを見て一たん決済したい。きのうのポジションを1ドル=109.90円で決済した。
最近の日足を見る限り、下ヒゲもあるのでドルの下降は一旦止まったかもしれないが、個人的な所感としては様子見でいきたい。
ただ、このところ一橋大学の勢いが強い。自分ではけっこうプラスを出していると思うのだが、差はほとんど詰まらない。前週も1000円近くプラスを出していたので、1500円近く差がある。前週の記事を読む限り、情報を活かし利食いを辛抱強く待っていた。自分はあまり辛抱強くないため、比較的すぐに決済するので、手数での勝負が求められる。中国・ファーウェイへの制裁などから、米中関係が好ましくなくリスクオフ寄りだとは思うので、23日(木)の欧州議会選挙にも気をつけつつ、差を埋めていきたい。
来週のレンジは大きめに幅をとって1ドル=109円から111円(十中八九届かないだろうが)。実際は1ドル=110円台を若干上下といったところかなと思う。まずは、差を広げられないように動いていく。
今週は377円のプラス。
前週からの損益 プラス377円
5月17日現在 1万3883円