「給与と家族」が仕事へのモチベーション
「仕事へのモチベーション」を聞くと、ともに「給与・報酬」が最多。1000万円プレイヤーが56.4%、平均年腫クラスは66.0%だった。次いで「生活・家族」となったが、1000万円プレイヤーは45.7%、平均年収クラスは30.5%と、15.2ポイントもの差がみられた。給与の高い人ほど、生活や家族を仕事へのやる気につなげているようだ。
同社のハイクラス人材サービス「iX(アイエックス)」事業責任者の清水宏昭氏は、
「1000万円プレイヤーは管理職の方が多いため、上司や部下などの人間関係がストレスの原因となっていることが読み取れます。その解消法として『スポーツ』が多いのは、エグゼクティブほど運動する傾向がある、と言われる米国と同様のようです。ストレスを感じつつも、それぞれの自己管理方法で高い成果を出し続け、ご家族のために働いているということも、1000万円プレイヤーならではの特徴でしょう」
と指摘している。
国税庁によると、給与所得者の平均年収は432万2000円(男性531万5000円、女性287万円)で、ハイクラス人材を象徴する年収1000万円以上の人は、わずか6%程度にすぎない(「2017年分 民間給与実態統計調査」2018年9月公表)。
なお、調査は2019年2月に東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県に住む会社勤めの男女800人(30~50代で年収1000万円~1100万円未満が400人。20~40代で年収400万円~500万円未満が400人)を対象に、インターネットで実施した。