ゴールデンウイークが明けたというのに、「なんだか働く気になれない」「やる気が出ない」なんていうビジネスパーソンは少なくないのではないか。なかには、「もしかしたら、五月病かも」と思っている人も......。
じつは、五月病の感じ方には年収の多少で差があることが、人材サービスを手がけるパーソナルキャリアの調べでわかった。2019年5月9日に発表した。
年収1000万円プレイヤーは4人に1人
調査は、会社勤める年収1000~1100万円未満(1000万円プレイヤー)と、日本の平均年収である400~500万円未満(平均クラス)を比べた。それによると、「これまでに自分が五月病だと感じたことがあるかどうか」を聞いたところ、「ある」と答えた1000万円プレイヤーは24.3%で、4人に1人にも満たなかった。
一方、平均年収クラスの人は33.5%と、およそ3人に1人が五月病と感じたことが「ある」と答えた。年収1000万円プレイヤーのほうが、五月病になりにくいのかもしれない。
五月病と感じたことが「ある」と答えた人に、その原因を聞くと、年収の多少にかかわらず、どちらも「仕事の人間関係」という答えがもっとも多かった。
ただし、1000万円プレイヤーは66.3%で、平均年収クラスが60.5%と、1000万円プレイヤーのほうが6,2ポイント高かった。一方、「給与・報酬」と回答した人は、1000万円プレイヤーが8.9%で、平均年収クラスは17.3%と、その差は8.4ポイントあった。
ストレス解消法を聞くと、トップは両者とも「休養・睡眠」。次いで、1000万円プレイヤーは「スポーツ」が多いのに対して、平均年収クラスは「食べること」や「ショッピング」が突出している。
ストレスを発散するにしても、1000万円プレイヤーはより健康を意識しているようだ。