ビットコイン(BTC)の爆上げが止まらない。1BTC=66万円(6000ドル)を突破した。Facebookの仮想通貨への参入期待が、仮想通貨相場を押し上げている。
イーサリアム(ETH)も急騰するなどの好材料がみられた。株式市場が下落する中で、上昇トレンドにある仮想通貨市場に資金をシフトする動きも強まったとの見方もある。ただ、リップル(XRP)だけが蚊帳の外。
早稲田大学のTKHはXRPが伸びず微増にとどまり、「真の億トレーダーになる!」と宣言した國學院大学の億トレーダーは、振るわないXRPにも「焦らず待つ!」。明治大学のホフマンは好調なBTCを継続保有。ひとまず80万円に指値を置いた。慶応義塾大学の馬医金満は前週のマイナスを取り戻し、ひと息ついた。
リップルが伸びず......(早稲田大)
5月3日(金)
前週、大きく吹き上げたビットコイン相場は一時1BTC=63万円に達するなど、高値を勢いよく更新し続けていたが、週末から調整相場に入って下落。前週土日にかけても1BTC=58万円を切って、これからまた長いレンジ相場のもみ合いに突入するかと思われた。
5月1日夜中には再度1BTC=59万円台に乗り上げ、順調に上げ続けた。きのう2日には1BTC=60万円台にも復帰している。さらに勢いづいた相場は現在3日15時30分。まさに上昇の真っ只中だ。この1時間で5000円もの値を上げて、ギアをさらにまた一段階上げての上昇を観測できる。前週高値の63万円もこれで視界に入りそうだ。
仮想通貨トランザクション数も堅調に伸びてきており、2017年のバブル当時の数をすでに上回っているというようなニュースもたびたび報じられている。今回こそは実用化の伴った相場拡大が実現できていると期待したい。
一方、リップル(XRP)は今回のBTCの動きに連動せずに伸び悩んでおり、現在1XRP=33円ほどの水準。ただ、目下リップル社が提供する通貨XRPを使ったサービス利用状況は日々拡大しており、社会に浸透していくとともに価格上昇の余地は大きいと思われる。
5月10日(金)
今週の相場はひたすらBTCが強く、「一人勝ち」の様相を呈していた。BTCは5月3日に高値1BTC=64万7000円をマークした。一日で4万円もの急騰をみせたが、3日夜中に一たん調節相場に入って61万5000円まで下げた。ただ、そこで踏みとどまり、そのレベルを一時間足のサポートライン(=支持線。相場がその水準以上は下落しないのと思われる水準のこと)として、もみ合いを続けた結果7日レジスタンスライン(=抵抗線。相場がその水準よりも上昇しないのと思われる水準のこと)を突破して高値の1BTC=67万円までつけた。そして、きょう10日に1BTC=65万円台から70万円に迫る急上昇を見せて、現在69万円台前半で推移している。
世界の株式市場が下落基調にある中で、もしかしたら資金ヘッジとしてデジタルゴールドの地位を確立しつつあるBTCが買われ始めているかもしれない。
イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などの主要アルトコインが、このBTCの上昇に追従していないことから、従来、仮想通貨に関心のなかった層がビットコインの底堅い動きを目の当たりにして資金を投入しているかもしれないと感じた。おとといには仮想通貨取引所バイナンスがハッキングされホットウォレットから7000BTCもの大金が流出するという事件が発生したが、取引所が発行するトークンBNBの価格のみに影響を与えるにとどまった。仮想通貨が独立して、それぞれ評価されはじめていることの証と考えたい。
現在、含み益込みで総資産は1万296円だ。
保有する通貨 BTC、XRP
4月19日(金)からの損益 プラス79円
5月10日現在 1万296円