外国人労働者は集団就職の「金の卵」か!?
そうなると上場企業などの、それなりの規模をもつ会社でないと外国人労働者は「雇えない」「雇っても意味がない」「雇いきれない」ことにならないか――。
バット ロマシュさんは、
「たとえば通訳や、食事や生活の面倒などを見てくれる外国人を一人雇わないといけないですね。それでも一人の外国人労働者を日本での仕事や生活に慣れさせるのに2年かかって、次にその人が新しく来た人の面倒を見るとか、そんなスケジュールというか、タイムラインで見ていかないと難しいでしょう。
中小規模の会社では、無理ではありませんが、そういったことをきちんと考えないと、日本に連れてきたはいいけど、結局定着しなかったということになりかねません」
と、手厳しい。
外国人と日本人労働者の賃金格差をなくすための策として、外国人労働者の賃金レベルを引き上げるのではなく、高い賃金の日本人の給料を引き下げて解決しようとする、「ブラック企業」が出てきたとの情報もある。
人件費は抑えたい.でも、人手不足は解消したい。会社経営者の頭痛は続く。