メールが主体だから必要な「アイスブレイク」
皆さんの職場での日常を思い浮かべてみてください。1日の仕事の中で、コミュニケーションをとっている時間と、作業している時間のどちらが多いでしょうか?
一部の経営者や管理職を除けば、作業時間の方が圧倒的に多いはずです。要するにコミュニケーションをとる時間は、1日の勤務時間のうち、ほんの少ししかありません。その場面がきた時にいきなり「結論から教えてほしいんだけど」と言っても、「え? ちょっと待って下さい......」と言われてしまうのも無理はありません。
核心に近いところを聞き出したいのであれば、相手が話しやすくするためにアイスブレイクをすること。これはコミュニケーションマナーの基本だと思います。
ちょっとした雑談から始めたり、「そっちの部署はどう?」「最近、忙しい?」「どんな仕事をしているの?」など、相手の仕事ぶりや近況を聞くのもいいでしょう。
そこから本題に入るのと、いきなり本題に入るのでは、かなり印象が違うはずです。「社内だから、そんなものは必要ない」とは、現代ではもはや言えないと思います。
日頃、メールでのコミュニケーションが主体になっているからこそ、実際に人と接する場面では、こうしたアイスブレイクを取り入れる工夫をぜひやってみてほしいと思います。
(高城幸司)