これが会社選びの新基準! あなたの会社に「アルムナイ」はある?(気になるビジネス本)

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アルムナイがある会社は2度おいしい!

   「アルムナイ」が強いと有利です。退職後に違う会社や業界で活躍する人もいるものです。ネットワークが構築されて、同じ会社に勤めたことが信用につながります。

   松本さんは、「アルムナイネットワーク内で会社やビジネスの紹介、コラボといったビジネスから趣味の集まり、子育てや介護の相談といったプライベートまで範囲は広くなります。

   友好な関係が築けているので出戻り採用も発生します。私が在籍した外資系コンサルティング会社はどこもアルムナイがあります。アクセンチュアはアルムナイネットワークが強く、ex-acというメーリングリストとFacebookの非公開のグループがあります」と、明かす。

「登録には審査があり、ex-ac内の紹介者がいないと承認されません。登録者はそれぞれ約2000名。ex-acに投げかけると必ず期待以上の返事がくると有名です。毎日数通は必ず新規の投稿が流れてきます。お互い尊重し、無償でコラボしています。お互いの活動がいい意味で刺激になっています。アルムナイがある企業は2度おいしいのです」(松本さん)

   松本さんは「出会いより別れが大切」だと解説します。面接ではいいことしか言わないもの。見極めたいなら、直球で「アルムナイはありますか?」と聞くのが一番。相手は素直に答えざるを得なくなります。

   転職のテクニックだけではなく、会社の「本音」がわかる就職本として紹介します。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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