【外国人に聞く!】どんな人に、どう働いてもらいたい? 外国人は言いなりになる「機械」ではない!

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「外国人」を数合わせに使うようでは立ち行かなくなる

数合わせのための受け入れでは立ち行かない(写真は、バット ロマシュさん)
数合わせのための受け入れでは立ち行かない(写真は、バット ロマシュさん)

   そんなバットさんは、4月からの外国人労働者の受け入れ拡大について、「農業とか、建設業とか。日本人がその業種に就かないから、外国人で埋めちゃおうという印象がありますよね」と話す。

   ただ、現実にはすでに少なくない外国人労働者が、さまざまな職場で働いている。

   ひと口に外国人労働者といっても、日本在住の外国人と海外から働きに来る外国人。また海外から働きに来る外国人の中でも、医師や教授、研究員などの専門職と、そうでない人たちとがいる。「本来はそれを、十把一絡げにはできない」と、バットさんは言う。

「ボクの場合は日本に住む外国人として、日本人と同じ土俵で就活していましたし、日本人と同じ採用基準で受かればいいと思っていました。それでも、『そもそも日本人だったらこのレベルでは受からないよなぁ』っていう仕事が、現実にはあることも感じていました。
会社側は『この外国人は、この部署で、こういう場面で使おう』と、適材適所を考えて採用していると思うんです。『外国人だから』ではなく、そこも日本人を採用するのと同じようにです。
受け入れ拡大のポイントは、そこにあるのではないかと思います。そうであれば、会社はよりレベルが高い外国人に働いてもらおうと考えるようになるでしょうし、単なる数合わせのような、場当たり的な採用では立ち行かなくなるのだと思います」

   バットさんに、こんな質問をしてみた。

   友人や親戚を日本に呼びよせたい、日本で一緒に働きたいと思いますか――。

「その人に見合う仕事があれば、声をかけてもいいかな。でも、今のままでは、積極的に『日本で働こう』とは、なかなか言いづらいですよ」
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