「育休復帰したら、代わりの独身女性社員がバリバリ働いていた。居場所がなくなったようで悔しい!」――。こんな女性の投稿が話題になっている。
「自分の復帰が待ち望まれていたと思ったのに......」という投稿者の落胆に、「甘い」「育休復帰者は職場の迷惑」という冷やかな反応が目立つ。育休から戻ったら、どういう働き方を心がけたらよいか、専門家に聞いた。
「復帰を待ち望まれていると思うのがそもそも間違い」
話題になっているのは、女性向けサイト「発言小町」(2019年4月11日付)に載った「育休復帰しましたが、もやもやしています」というタイトルの投稿だ。
「1年の育休から大好きな職場に復帰しました。出産してからは復帰に向け、毎月2~3時間ほど赤ちゃんの顔見せをしながらみなさんとお話して回り、顔つなぎもしてきました」
と、何度も職場に赤ちゃんを連れてきて「人間関係の維持」に努めるなど、大いに復帰への意欲を示していたのだった。ところが――。
「復帰してみると、独身の補充女性社員がバリバリとやっていたらしく、業績がかなり上がっていました。男性ばかりの職場ですが、同僚たちとも私以上に仲が良さそうです。しかも彼女は、時間制約がないので激務をこなしています。私は時短で休日出勤もできません。私だって制約がなければ...と悔しいです。居場所がなくなったようで辛いです。私の復帰は待ち望まれていると思っていたのが、虚しいです」
この投稿に対して、「育休明けは待ち望まれていない」「甘すぎる」「仕方ないのでは」という厳しい反応が全体の8割近くあった。
「だったら子供の預け先を考えて、残業でも休日出勤でもやって昔みたいにバリバリ働けば! それが無理なのに彼女に嫉妬するなんて。時短で優遇してもらっているのだから、周りに感謝して自分の出来る範囲でやることです」
「実際、戦力としては以前より落ちているのだから仕方がない。これから子どもが体調を崩して休んだりする事が増えるのだから、割りきった方がいいです。子供も持って、キャリアも!なんて虫が良すぎます」
「復帰を待ち望まれていると思ったことが、そもそも間違い。職場の皆さんが優しいだけ。子どものためにすぐ帰る人に誰が期待しますか」
「私は育休から復帰した時、極力子どもいる感を出さないようにしました。もちろん、堂々と産み育てられる社会は理想ですが、好意だけに包まれて仕事をしていくなんてことは、子持ちの母にとってはあり得ないことです」