「令和」をスッキリ迎えるための「平成nostalgia」
「平成」は2019年4月30日で幕を閉じ、5月1日からは新しい「令和」の時代になります。
The Reiwa era starts on May 1
(令和の時代が5月1日に始まる)
「令和」が発表されて以降、「平成最後の入社式」「平成最後の選挙」「平成最後の満月」など、「平成最後の○○」が目白押し。「平成」の文字を記載した限定商品や、「平成」に流行ったスイーツを復刻販売するなど「平成商戦」もにぎやかです。
日本のこの状況を、海外のメディアはこう報じていました。
'Heisei' nostalgia hits Japanese consumers
(「平成」をなつかしむムードが日本の消費者を襲っている)
nostalgia:なつかしむ心、ノスタルジア
hit consumers:消費者を襲う、消費者を動かす
なるほど、「平成」を懐かしむ雰囲気は「Heisei nostalgia」で伝わるのですね!
「as abdication nears」「(平成天皇の)退位が迫って」を付け加えると、状況の理解がより深まります。
'Heisei' nostalgia hits Japanese consumers as abdication nears
(退位が迫るにつれ、「平成」をなつかしむムードが日本の消費者を襲っている)
as:~につれて
abdication:退位
それでは、「今週のニュースな英語」は「nostalgia」を使った表現をご紹介します。過去やふるさとを懐かしく思う時に使います。
nostalgia for the past
(過去を懐かしく思う気持ち)
wave of nostalgia
(波寄せる懐かしい思い)
feel nostalgia for~
(~を懐かしく思う)
「nostalgia」には、過去やふるさとを振り返って後悔するのではなく、未来につながる前向きな気持ちが込められている気がします。この際ですから、思いっきり「Heiseiノスタルジア」に浸るだけ浸って、スッキリした気分で新しい時代を迎えようではありませんか。
(井津川倫子)