ドル円相場は1ドル=111円台後半を中心に、狭いレンジ相場となった。日米貿易交渉も大きな材料にはならず、むしろ堅調な株価の動きに支えられた印象。2019年4月17日には東京市場で一時1ドル=112円17銭まで上昇して年初来高値を更新したものの、その後は積極的に上値を追う展開にはならなかった。翌18日に株価の値下がりでドル円相場は軟調に推移した。
はっきりしない値動きのなか、一橋大学が上昇トレンドにチラつく「陰り」を気にしながらも、大きく伸ばした。マイナスとなった早稲田大学は「気を引き締めたい」と語り、「ポジポジ病」に陥った慶應義塾大学もわずかにマイナス。明治大学、國學院大学は様子見でゴールデンウイークを迎えそう。
「売り」のタイミングを見計らっていた(早稲田大)
4月19日(金)
今週のドル円相場は、基本的には前週金曜日(12日)の終値のレベルを中心に上下に推移するレンジ相場に入ったようだ。
ドル円相場のレンジ幅はかなり狭く、上値が重くなっていることが見受けられる。何度か前日の高値をわずかながらも更新するような場面はあったものの、更新したとたんに失速するなど、やはり1ドル=112円の「壁」はかなり厚いことがうかがいとれる。
現に今週いっぱい、かなりの間1ドル=112円台でもみ合ったものの、きのう18日(木)には日中を通して下落を続けて1ドル=111.70円台まで落ちこんだ。
現状はかなり回復して、きょう朝に1ドル=112円に肉薄するようなシチュエーションも何度かあった。しかし、そのたびに反発してなかなか届かずにいる状態である。現在19日22時。数時間前から1ドル=111.93~95円ほどのレンジ内で収まり推移している。
今週の取引は、こうした状況を鑑みてドル円相場はドル高円安目線でみていた。16日には1ドル=111.97円でショートして、数時間後1ドル=111.88円で買い戻し。きのう18日にも1ドル=112円で売って、111.95円で買い戻しと、しきりに「売り」のタイミングを見計らっていた一週間であった。
ポジション数は少ないため、今後しっかりとポジション管理を怠らないように気を引き締めたい。
現在、総資産は8282円である。
前週からの損益 マイナス139円
4月19日現在 8282円
ドル円相場は「嵐の前の静けさ」のよう(明治大)
今週の方針としては、レジスタンスライン(上値抵抗線。相場がその水準よりも上昇しないと思われる水準のこと)である1ドル=112円を超えれば「買い」で、1ドル=111円を割れば「売り」でいく。
まったくと言っていいほど入りたいところもない停滞相場だったので、今週取引はせず。今週は「嵐の前の静けさ」のように動かなかったが、よくよく考えればイースターで連休に備えて動かなかっただろうか......。
今後の方針としては、だいたい停滞後はブレイクが来て、どちらかの方向に動くので動いたら追いかけたい。
予想としては、何度か下降トレンドになるかという局面もあったが踏みとどまり、日足目線で見れば上昇トレンドであり、1ドル=112円を超えれば目立ったレジスタンスラインもなく、一目均衡表(テクニカル分析の一つ。基準線と転換線、遅行スパン、先行スパン1と先行スパン2の5つで成り、先行スパン1と2でつくられる雲と呼ばれる価帯をローソク足と比べて価格水準を判断する)を見ても下には雲。転換線が基準線を超えて、遅行スパンが26日前のチャート超えているので、テクニカル目線で見れば上へ行く力が強いように感じる。
ただ、オープンオーダー、オープンポジションを見ると「売り」のほうが若干強い感じではあるので悩ましい。
なので、動くまで得意の様子見を決めて、すぐに動ける準備だけすることにする。下に行った場合は1ドル=111.70円を下回ったら動き出す感じで、来週も動かなければノーポジションでゴールデンウイークを迎えようと思う。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
4月19日現在 1万2976円
「ポジポジ病」を直す(慶應大)
4月15日(月)
前週のドル円相場の急激な上昇からひと段落して、今週は下落相場と考えていたことから、「売り」をメインに短期的な売買を繰り返していたが、夜に前週の高値に迫る勢いで上昇するのを見て、さらに高値を更新すると焦った末に思い込み、「買い」でエントリーしたが、すぐにトレンドが転換して下落相場へと移った。
後ほど確認してみたところ、ちょうど「買い」に入ったポジションがチャネルラインでの上限になったため、焦った末にとんでもない位置でエントリーしてしまったと思った。
ポジポジ病(余計にポジションをもってしまうこと)を直していくのが、今後の課題である。この日の取引は56円の損失であった。
4月16日(火)
前週のエリオット波動(相場で起こる波動は、基本的に上昇5波動と下降3波動の組み合わせでできているという理論)の上昇第5波内の上げから調整波として下落が来ると予想しており、この日は昼から下げが確認できていたので、「売り」をメインにトレードしていたが、深夜に急に上昇へと転換したため、結局この日は47円の利益と微益に終わった。
この場面で上げが来るとはまったく予想していなかったため、今週は様子を見るのが吉となりそうだと感じた。
4月18日(木)
火曜日に感じたとおり、前週の大きな上昇があったにも関わらず、まったく下落せず、上がりもしない方向感がない相場となっている。
あすからイースター休暇のため、きょうで取引は終えようと思う。午前中から夕方にかけて、この方向感がない相場で少し無理してポジションをもってしまったため、54円の損失。
来週こそ、調整として短期で下落すると予想しているが、長期的にはさらに上に伸びていくと思われる。最近、原資を減らしてばかりなので、そろそろうまく波に乗りたいところだが......。
前週からの損益 マイナス63円
4月19日現在 9317.35円
1ドル=112円の「壁」をにらむ(一橋大)
4月15日(月)
今週は木曜日(18日)と金曜日(19日)にそれぞれ、米国の3月の小売り売上高と、日本では3月の消費者物価指数の発表がある。その他にも細かい指標の発表が続くので、各発表時間に注意しながら、上値へチャレンジするか、利益を確定するかを慎重に決めていきたい。
4月16日(火)
ドル円に大きな動きはなし。75日移動平均線(移動平均線=一定期間の株価の平均値を線で結んだ指標)をメドに、どっちつかずの値動きが続いている。きょうは日米貿易交渉の最終日。急激な変動に備えて1ドル=111.900円に指値を入れて就寝。約定したらそれまで、約定しなければ18日木曜日の小売り売上高の発表ギリギリまで待つ。
4月17日(水)
1ドル=111.894円で約定。112円の壁をしっかり突破できるのかどうか、これから発表される指標が市場に影響を与えるのか、今週の残りは市場の外から観察する。
4月18日(木)
3月の米国小売り売上高は、前回よりも1.6ポイント(ではありませんか?)が改善された。しかし深夜現在、ドル円相場は1ドル=111.90円台付近をうろついているだけ。思っていたよりも好材料とは判断されなかったのか。それとも、ここしばらく続いている上昇トレンドに疲れが見えはじめているのだろうか。
来週からは「売り」から入ることも、視野に入れての取引になりそうだ。
前週からの損益 プラス408円
4月19日現在 1万4119円
なかなか踏み切れない......(國學院大)
今週も取引を見送った。長いこと、為替相場をきちんと見ていなかったためか、ちょっと躊躇している。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
4月19日現在 3万590円