2019年4月12日の日経平均株価は、年初来高値を更新。リスクオフの相場が続いていた。以前、相場はヨコヨコで推移すると予想して割安株を推奨したが、実際に日経平均株価より、高配当株・割安株のほうが、若干パフォーマンスがよかったようだ。
一方、今後の株式相場の予想では、近々暴落がくるのではないかと思っている。
赤字上場のマネーフォーワード、黒字転換は2021年
【マネーフォーワード(3994)】
取得を検討中
年初来高値 2019年4月15日 4870円
年初来安値 2019年1月15日 2834円
2019年4月12日終値 4820円
株価の暴落予想の根拠は、2019年10月の消費増税や「TOKYO2020」、オリンピック後の景気をこの時期当たりに織り込むのではないかと考えているからだ。
特に、内需株は消費増税の影響や人件費の上昇の影響を大きく受けるはずだ。直近の株価の推移では、リスクオフムードではある。しかし、暴落前に上昇を演じてくることはよくあることであり、個人的には暴落の予兆なのではないかとも考えている。
結論を言うと、サブスクリプションモデルの事業でうまくいっている企業の株式を買って、不況に備えようという話だ。
リーマン・ショックまで話はさかのぼるが、リーマン・ショック後のSaaS(Software as a Service=必要な機能を必要な分のサービスだけ利用できるソフトウェア)企業は、不況にもかかわらず、継続して売り上げを伸ばしていた事実がある。
そこで推奨する銘柄は、東証マザーズに上場するマネーフォーワードだ。
マネーフォーワードの収益の柱としてあるのは、BtoB型のサービス「マネーフォーワードクラウドサービス」と、BtoC型の「PFM(Personal Financial management)サービス」にある。
マネーフォーワードは、赤字で株式公開(IPO)してから、いままでのEBITDA(=Earnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortization。税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出する利益)は黒字転換していないが、黒字転換するのは2021年11月期を予定している。
また直近の決算では、主要サービスは堅調に成長していて、このままうまくいけば2021年の黒字化も、それほど難しくないように思える。また同社は海外の機関投資家から、総額66億円の公募増資を達成。新しいCFO(最高財務責任者)も選定された。
増資による資金の活用先としては、主にマネーフォーワードクラウドでの市場シェア獲得に使われたり、財務基盤が強化されたりする見込み。先々が楽しみである。
そんなことで、マネーフォーワード株の購入を検討。タイミングを見計らっている。
【株式取引ルール】
- 月200万円を上限に最低1銘柄(企業)を選ぶ、バーチャル投資です。
- 投資対象は、新興市場を含む上場企業の現物取引です。
- 1年間のトータルで損益を競います。