30代は前向き
それでも、若い30代の課長では前向きな振り返りの言葉を選ぶ割合が増えてくる。「人として成長できる」(31.0%)「挑戦できる」(23.5%)などの意見が目立つ。50代では前者が11.8%、後者は6.3%、40代で17.5%と12.5%にとどまった。「部下からよく相談される」は、年齢が近く話しやすいからか、30代は31.5%と3割超え。50代、40代はそれぞれ23.0%、25.8%だった。
これら課長の部下である若手社員の反応は、課長たちの振り返りを反映していて、「ストレスが多そうだ」(38.5%)という見方もあるものの「部下から頼りにされている」(33.5%)、「部下からよく相談されている」(27.5%)もチェックする割合が多かった。
調査を行ったJTBコミュニケーションデザインでは「部下の信頼を受け、頼られつつも、ストレスや不安を胸に仕事をするのが、平成時代の課長の姿だ」と評している。