「お金のセンス」高い低い テストでわかった!トップは人生の転機が多い30代

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   人生100年時代。あなたの「お金のセンス」は、何点ですか――。日本証券業協会などの調べによると、「お金のセンス」が最も高い年代は30代であることがわかった。

   この調査は日本証券業協会と東京大学教養学部ブランドデザインスタジオが企画した「100年大学 お金のこと学部」のウェブサイトで「お金のセンス」が測れるテストコンテンツを受験した人3万8359人(男性2万8609人、女性9750人)を対象に、「お金に対する理解度」を明らかにしたもの。2018年8月1日~11月20日に実施した。

  • 日本一の貯蓄率! 島根県民の「お金のセンス」は高かった
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都道府県別では島根県民がナンバー1

   調査によると、「お金のセンス」テストの男女別の平均点は、男性が100点満点中71.07点、女性は63.55点だった。年代別では、30代が最も高く71.26点、次いで40代の70.99点、50代が69.59点、60代の69.35点と続いた。

   一般的に20代から30代は、結婚や出産、マイホームの購入など、生活環境が一変する人が多い。そういったライフイベントがあると、お金のことについて具体的に考える機会が増えると推察される。

   また、都道府県で比べると、最も高いのは72.20点の島根県。2位が沖縄県の70.97点、3位が静岡県の70.77点だった。

   1位に輝いた島根県民のテスト結果を項目別でみると、貨幣の歴史について問う「お金の歴史学」、お金の使い方について問う「お金の行動経済学」、賢い投資運用について問う「投資の制度論」で、20点満点中15点以上、5項目中4項目で全国平均以上の好成績であることがわかった。

   島根県広報部長の栗原昌子さんは、

   「島根県は日本一貯蓄率が高く、まじめで粘り強い県民性だといわれています。ただ貯めるだけではなく、必要なことや将来への投資に向け、考えたお金の使い方ができるということでしょう」と話している。

   また、平均点の高い10県は西日本に集中しており、「お金のセンス」は西高東低であることもわかった。

   日本証券業協会は、試行錯誤を続けることでお金のセンスは磨かれていく。より充実した人生を過ごすには、ライフイベントに直面してからお金のことを考えるのではなく、若いうちから資産形成について学び、少額でもコツコツと資産運用を行うことが大切、としている。

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