甘いクッキーは「アマハラ」か?
さて、ここで私が気になるのは、弊社でお出ししているクッキーが「甘い物は苦手」という人にとってハラスメントになるのかということです。
先のカフェインハラスメントを訴える方の言い分だと、
「私は甘い物が苦手。だから煎餅を出して欲しい」
「出さないのはアマハラだ」
となるのでしょうか?
ここまでいくと、答えの出ない隘路に入り込んでしまいます。
そこで発想の転換が必要と考えます。そもそも、お客様に茶菓をお出しするのはおもてなしの気持ちを伝えること、また商談や打合せを円滑に進め双方にとって有益な結果を生み出すことが目的です。この目的とお客様にご負担をおかけしないことにフォーカスすれば、解決策が生まれます。
たとえば先ほどのクッキーですが、弊社はあえて個包装のクッキーをお出ししています。お客様が甘い物が苦手でも、個包装であれば無理に食べる必要はなく置いて帰っていただいてもいいですし、また会社に持ち帰って食べたい人に渡して頂いてもいいわけですから。
お客様の反応を想像しながら、飲み物やお菓子を買い出しする時間は、私にとって気分転換の時間でもあります。(篠原あかね)